研究紹介

  • 研究紹介

生体工学研究室では、工学の力を活かし、
未知の生体機能の解明、疾病を早期発見する手法の開発、新しい医療・福祉機器開発、
ロボットに人の感情を理解させる技術開発などの研究をしています。
「工学」の基本は人の役に立つこと。
数学や物理が好きじゃなくても、人の役に立ちたいと思えば誰にでもできる研究です。
私たちのの研究室では、以下のミッションの元様々な研究を実施しています。
工学の基本である「人の役に立つこと」を心がけて日々、研究に邁進しています。

MISSION
  • 工学の生体機能解明への応用:工学的手法を用いて未知の生体機能を解明します
  • 工学の医療・福祉応用:工学的手法を用いて新しい医療福祉機器を開発します
  • 生体機能の工学応用:生体機能を機械へ応用し新しいセンシング手法やヒューマンインターフェースを開発します

研究テーマ

RESEARCH THEME

本研究では、研究分野ごとに4つに分かれています。
自律神経系、睡眠系、筋電解析、信号解析。


現在行っている研究

頭部加速度刺激による入眠誘導手法の提案

適切な頭部加速度刺激により入眠誘導を行う。

筋電図を用いた非計測部位特徴生成による手指動作推定

筋電図信号に経験モード分解を行い、筋電図の特徴を周波数解析より多く抽出し、情報を増やすことで分類精度を向上させます。

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関節トルクと筋電図信号を用いた持ち上げ姿勢の評価

労働中や日常生活の中で持ち上げ動作は多く行われます。持ち上げ動作を筋活動や関節にかかる力の総合的な観点から評価をおこなうことで、怪我の少ない、本人の力を引き出す姿勢の提案をしようと研究しています。

垂直跳躍に於ける腕振り動作の貢献のメカニズム解明

異なる腕振り動作を用いた垂直跳躍をフォースプレートとモーションキャプチャを用いて計測し跳躍高を高めるために最適な腕振り動作の条件を求めます。

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ボクシンググローブ型感覚拡張装置の開発およびその評価

家庭でも気軽に意欲的な運動を誘導し継続するデバイスを開発することを行っています。

他者との会話が食後血糖値に与える影響の調査

食事中の他者との会話コミュニケーションによって、食後の血糖値上昇を抑制することができるのかを内分泌系および自律神経系の観点で調査しています。

Webカメラを用いた自律神経系活動の非接触計測

カメラから取得する顔動画のRGB値から血管の収縮拡張を評価するアルゴリズム開発を行なっています。

BiosignalArt

テクノロジーとアートの力を使って「効果的に楽しく」続けられる運動プログラム「バイオグナル・アート / Biosignal Art」を開発しました。本アプリ開発において、立命館大学は Technology(運動解析技術開発)、順天堂大学は Sports(運動監修)、東京藝術大学は Art(音楽によるUI・User Interface)というそれぞれの研究者の強みを生かしながら、運動・トレーニングを点数や音楽表現に変換するシステムとして完成させました。

物理刺激を用いた生体リズム調整システムの開発

心拍から複雑な相互関係をもつ3つの生体リズム(月経リズム、概日リズム、睡眠リズム)を推定し、物理刺激を自律神経系へ作用させることで、月経随伴症状を緩和させるシステムを開発する。

シルバーカーを用いたマルチセンシングによる高齢者の歩行能力評価手法の開発

歩行能力が比較的高い人向けの歩行補助具であるシルバーカーに複数のセンサを取り付けて計測した、歩行速度や歩調、カートへの寄りかかりなどの歩行能力を表す指標から実際の歩行能力の推定および評価を行うことで、歩行能力と高い相関のある高齢者の健康の日常的なモニタリングの実現に資する。

過去の研究

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